試験データ
車両:ニッサン オッティ (軽自動車)
試験方法:幼児の着席時の頭の高さを想定。(国土交通省のチャイルドシートアセスメントの幼児想定身長を参考に4歳児100cmと仮定し算出)その高さから、500mlボトルに水を約400ml入った状態で勢いよく約200mlを前方に向かって放出。 助手席と左後部座席からそれぞれ同様に試験し、仮定嘔吐物の飛散状態を確認・記録したものです。
試験結果1:助手席からの嘔吐試験では、以下の場所への飛散が直接確認できた。
〇シート座面 〇フロアマット 〇ダッシュパネル 〇フロントガラス 〇サンバイザー 〇サンバイザー付近の天井 〇左前ドア内装
試験結果2:左後部座席からの嘔吐試験では、以下の場所への飛散が直接確認できた。
〇シート座面 〇フロアマット 〇助手席背面部 〇センターコンソール
※動画からもわかる様に、一度の嘔吐でかなりの広範囲に飛散が確認されています。厚生労働省のノロウイルスによる嘔吐の汚染エリア(要消毒エリア)は、半径2mとされており、一般的な自動車の場合は、ほぼ車内全域が消毒対象範囲に当てはまってしまいます。